公益社団法人 島根県水産振興協会
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    キジハタ放流

     

    キジハタは魚価が高く、マグロのように回遊を行わない根付の魚なので、地元漁師達からは放流の要望が高い魚です。

    今回は隠岐諸島近海で放流を行ってきました。画像1
     
    この時期の隠岐諸島は、南から流れてくる暖流の影響で透明度が高く、放流直後に岩場の陰に隠れる様子が観察できました。

    キジハタは成長が遅いため、漁獲サイズに達するには2~3年かかるといわれています。

    20cmに満たないような小型のキジハタは再放流の協力をお願い致します。

    tac


    #キジハタ#放流#スパゲティータグ

     

    画像1 画像2 画像3

      

    昨年に引き続き、知夫村近海で放流するキジハタ種苗に、調査のための標識着けを行いました。

    魚体に装着する標識は、放流効果を調べる目印となります。

    今回使用した標識は、スパゲティータグとよばれるもので、洋服の値札取付用タグに似ています。

    このタグを、キジハタに1匹づつ取り付けていきます。

    標識の構造上、魚体に針を挿入して取付を行うので、魚が傷つかないよう丁寧に作業を行いました。

    スパゲテイータグを取り付けたキジハタは、知夫村近海で放流予定です。

    標識魚を採捕した方は、知夫村役場、または水産振興協会までご連絡ください。

    tac


    ヒラメスライダー

              ヒラメすべってます!

    画像1 画像2 画像3

     

    ヒラメを大きくして放流した方が効果がある!、と思いつつも、放流場所への輸送方法や、放流方法など、今までと勝手が違うこともあり、ちょっぴりかなり不安だった。

    大きくなったヒラメは、酸素の消費量が増え、7月の高水温と溶存酸素の少ない海水(去年までは6月上旬放流)と相まって、輸送はかなりキンチョーした。

    昨年は、ホースを使ってヒラメを吸い込んで放流していたが、今年の大型ヒラメは、ホースの径よりも大きい。

    大きく育てることができても、放流できなければ意味がない。

    どうしたものか・・・

    夜も寝ないで昼寝して、プロジェクトX並みの努力と挑戦の結果が写真の放流方法である。

    ヒントはyoutubeで、プールのウォータースライダーの動画を見たことだった・・・

    tac


    豊穣の海へ

     ヒラメの放流を行いました。



    今年度、島根県内では約40万尾のヒラメを育成し、放流しました。

    放流したヒラメの大きさはなんと16cm!!

    国内での放流実績を見てみると、8〜10cmで放流することが多いようなので、いかに今回放流したヒラメが大きいかご理解いただけると思います。

    なぜ、このような大型種苗を放流するようになったかというと、やはり、自然の海での生き残り(生残率)を上げるためです。

    「大きな魚の方が、小さな魚よりも、他の魚に食べられたり(捕食)、病気や、環境に適応できず減少することが少ない。」ということが、栽培漁業の根幹にある基本理念だからです。

    しかし、大きな魚を放流することは、魚を大きく育てるということ、飼育期間が長くなり、飼育技術者の負担、事故による斃死リスクが増えることにつながります。

    今回は、より効果の高い栽培漁業を実践するため、様々な人たちの協力の下、大型ヒラメの育成、放流が行われました。

    しまねの海をもっと豊かなものとするため、今後も取り組みを続けたいと思います。

    tac


    体験放流

     

    画像1 画像2 画像3

     中間育成をしているヒラメも大きくなり、、地元小学生の児童を対象に体験放流を行いました。

    小学校5年生の授業では、地元の産業について学ぶ時間があり、地域の水産業についての理解を深め、興味を持つきっかけとなるよう取り組みを行っています。

    プロジェクターや写真パネルを利用し、栽培漁業の仕組みについて学んだり、体験放流を通して、魚や、環境保全にも興味を持ってもらいたいと考えています。

    魚種や、時期は異なりますが、県内全域の海岸で行っており、年々、参加の要望が多くなってきています。

    体験放流の他にも、地域のイベント等に参加して、栽培漁業のPRを行っていますので、みなさん、是非参加してくださいね。

     
    tac

     

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