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種苗計数
種苗計数とは、水槽や生簀で飼育中の種苗の数を数える作業で、翌日から始まる、マダイ放流で何匹のマダイを放流したか把握するために行いました。
日中の炎天下の中、足場の狭い生簀の上での作業は大変でしたが、歩留り(生残率)も良く、例年通りマダイ放流が行えそうです。
イワガキの2回目の生産開始
5万枚の生産を見越しています。
水産業への参加 放流体験
連日熱戦が繰り広げられている今回のオリンピックは、様々な場面でソーシャルメディアが活用され、参加できるオリンピックとして盛り上がりを見せています。
私たちも放流体験を通して、水産業に参加、興味を持ってもらおうと考えています。
今回放流したヒラメは体長20cmほど、大きい個体は25cmを超えていました。
通常、島根県で放流するヒラメが8〜10cm程度であることを考えると、今回放流したヒラメはかなり大きいということになります。
放流前に子供たちには「ヒラメの子供を放流する手伝いをしてもらいます〜」なんてことをお話しするのですが、今回のヒラメを見た子供たちは「子供のヒラメはどれー?」と、大きなヒラメに驚いていました。
マダイ中間育成
今年の島根県は、梅雨の間も雨が少なかったようですが、先日、中国地方の梅雨明けが発表され、いよいよ夏本番という感じになりました。
雨水による、海水の塩分濃度低下の心配が少なくなったので、屋内の水槽で育てていたマダイの稚魚を、海面イケスに移送して、さらに大きく育てます。
イケスまでの移動はトラック、船を使い、大勢の人たちででバケツリレーを行いました。
一度にたくさんの魚を運ぶので、輸送中は、酸素がなくなって魚が窒息してしまわないかドキドキしましたが、大きなトラブルもなく、なんとか魚を運ぶことができました。
イケスの中のマダイ達も、元気に泳ぎまわり、勢いよく餌を食べていました。
これからの季節、炎天下の中での給餌や、海の上でのイケス修復作業など、飼育業務を行う育成者の方々は毎日大変だと思いますが、放流まで、台風や、大きな時化もなく、無事に育ってほしいと思います。
皆さんも、外へ出るときは、帽子などをかぶり、十分に水分補給をし、熱中症への対策を行ってくださいね。
放流体験
放流体験では、栽培漁業の話や、クイズをしたり、タッチプールで海の生物とのふれあいも行っています。
これらを通して、海や漁業のことについて理解を深め、興味を持ってもらいたいと考えるからです。
その後、みんなで「大きくなって帰ってきてね!」と、声をかけて、願いを込めて放流しています。
放流したヒラメは元気よく泳いで、すぐに見えなくなってしまいますが、子供たちはその様子をうれしそうに見守っていました。
放流体験を通して、海洋の自然保護や、魚を食べることにも興味を持ってくれるとうれしいですね。