連日熱戦が繰り広げられている今回のオリンピックは、様々な場面でソーシャルメディアが活用され、参加できるオリンピックとして盛り上がりを見せています。
私たちも放流体験を通して、水産業に参加、興味を持ってもらおうと考えています。
今回放流したヒラメは体長20cmほど、大きい個体は25cmを超えていました。
通常、島根県で放流するヒラメが8〜10cm程度であることを考えると、今回放流したヒラメはかなり大きいということになります。
放流前に子供たちには「ヒラメの子供を放流する手伝いをしてもらいます〜」なんてことをお話しするのですが、今回のヒラメを見た子供たちは「子供のヒラメはどれー?」と、大きなヒラメに驚いていました。
今年の島根県は、梅雨の間も雨が少なかったようですが、先日、中国地方の梅雨明けが発表され、いよいよ夏本番という感じになりました。
雨水による、海水の塩分濃度低下の心配が少なくなったので、屋内の水槽で育てていたマダイの稚魚を、海面イケスに移送して、さらに大きく育てます。
イケスまでの移動はトラック、船を使い、大勢の人たちででバケツリレーを行いました。
一度にたくさんの魚を運ぶので、輸送中は、酸素がなくなって魚が窒息してしまわないかドキドキしましたが、大きなトラブルもなく、なんとか魚を運ぶことができました。
イケスの中のマダイ達も、元気に泳ぎまわり、勢いよく餌を食べていました。
これからの季節、炎天下の中での給餌や、海の上でのイケス修復作業など、飼育業務を行う育成者の方々は毎日大変だと思いますが、放流まで、台風や、大きな時化もなく、無事に育ってほしいと思います。
皆さんも、外へ出るときは、帽子などをかぶり、十分に水分補給をし、熱中症への対策を行ってくださいね。