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平成30年度 イワガキ種苗生産 3回次生産開始
8月2日(火)に3回目の採卵を行いました。
今回の採卵では親となるイワガキを♂5個、♀12個使用し、およそ2億の卵を回収することができました。
前回の採卵と同じく卵は回収後、ごみ取り、受精、洗卵、回収などの作業を行い、生産水槽へ収容します。
↑この写真はイワガキのメスから採集した卵を小さい水槽に小分けにしたものです。この水槽へオスから採集した精子を入れ受精させます。
↑この写真はオスから採集した精子を入れた水槽です。卵とは違い精子は1水槽にまとめます。
水槽に入っているカップは卵が入った水槽へ精子を入れるためのものです。
受精させた後、水槽内に残っている余分な精子やごみなどを流すための洗卵作業を行います。
↑写真は洗卵中の様子を写したものです。職員が持っている袋状のものの中に受精卵を入れ、海水でやさしく洗い、余分なものを流します。
洗卵作業が終わったら再度小さい水槽に収容し、いったん受精卵が沈むのを待ちます。沈んだ後、上澄みを捨て回収、その後1tパンライト水槽へ再度収容し浮上してきたものを生産用の大型水槽へ収容し生産を行います。
↑水槽収容直後の受精卵 ↑水槽収容後少し沈み始めた受精卵
光に照らされ、もやのように見えるものすべてがイワガキの卵です。
水槽に収容し、少し時間が経つと沈み始め、上の写真のように雲のような雰囲気になります。
この雲のようなものもすべて沈んだら回収し生産を行います。
7月に採卵を行った2回次のイワガキは現在、ホタテやプラスチック製の採苗器への付着を行っています。付着が完了したら沖に出し大きくなるように養成します。
栽培センター 幕田