ワムシ
ワムシとは
~さかなの最初のエサになるプランクトン~
ワムシ類は世界中に非常に広く分布している主に淡水性のプランクトンの1種で、そのうち種苗生産の初期餌料に使われているのはシオミズツボワムシ(以下ワムシと記述)という種です。
ワムシが餌料生物として使われる理由
- 大きさが0.2~0.3mmと飼育初期の仔魚の餌の大きさとして適当である。
- 生物なので仔魚の食べ残しによって飼育水が汚れることがない。
- ミツバチなどと同様に、交尾することなくメス単独で次々と産卵するので(単為生殖)、爆発的に増殖する(条件によりますが1日3~7割)。
- 高密度で培養でき、比較的長期間安定培養できるなど大量培養の方法が確立されている。
ワムシの培養方法